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鍛造工の森國利文さん「現代の名工」に選ばれる

更新日:令和元年11月26日

ページID:P006246

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記念撮影
 令和元年11月8日、厚生労働省が発表した、卓越した技能者「現代の名工」150名に、森國利文さんが選ばれたということで、表彰式後、役場を訪ねてくださり、受章の報告をいただきました。
 「現代の名工」の表彰は、卓越した技能者を表彰することにより、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、もって技能者の地位や技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となり、その職業に精進する気運を高めることを目的としております。
 森國さんは、作刀の鍛造に関して、優れた知識や技能を持っていること、講演会や工房見学会を実施し、日本刀の魅力発信や普及に貢献していることが評価され、この度の嬉しい受章となりました。
 しかし、これまでの道のりは厳しいものだったようで、高校卒業後に長野県の名匠に師事、約10年の修行を経て「清廣」(きよひろ)の刀匠名をいただき、30代で独立されて、親戚の勧めで、越前町上糸生に念願の工房を構えられましたが、刀を造る材料代をアルバイトで稼ぐ日々が続き、それでも挫けずコンクールに応募、全国刀剣コンクール「新作名刀展」で髙松宮記念賞を受賞されました。鎌倉時代の名刀を目標に、表現の工夫をされてきたことが実を結びました。日本刀造りに打ち込み、試行錯誤した34年の苦難の日々を振り返り、笑顔で話してくださいました。 

談話

 森國さんは、「自然な感じで深みのある表現が、自分の技術として確立していけるよう、人間性を高めていくとともに、この栄誉に恥じないよう、精進していきたい。」と意欲を滲ませられました。若い技術者が高みを目指し頑張っている姿は、私やモノづくりの世界に興味のある子ども達に、大きな勇気を与えてくださいました。これからも一層、日本刀の技術の研究に邁進され、いずれは「人間国宝」に認定されることを期待しています。 
 
行程1 行程2 行程3

行程4 行程5 行程6
 上糸生地区にある工房にお邪魔して、日本刀を造るための行程についてお話を伺いました。
 森國さんからは、作刀承認を受けている刀匠にのみ頒布される玉鋼を、熱して半分に折り返し叩く作業を繰り返し行い、不純物を取り除き、良い鉄をつくることが、良い刀を造るために一番大事な作業であることを、教えていただきました。
 また、刀を鍛錬する行程では、音がでることもあるが、工房の周りには民家が少なく、音を気にすることなく作業に集中できるし、住民の方々も温かく見守ってくれているので、この場所に工房を持つことができて本当に良かったと、感謝の気持ちを話されました。    

※用語解説のリンクは、辞書サイトの「Weblio」のページに移動します。

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